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葬儀に関する豆知識

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通夜・葬儀で起こりやすいトラブル

通夜や葬儀で起こる様々なトラブル。

裁判沙汰になるほどの大ごとでなくても、「こんなはずじゃなかったのに・・・」

「もうあの葬儀社には絶対頼むものか!」などなど、

葬儀に関する後悔や疑問が消えないことがよくあります。

このようなトラブルに遭わないために、お葬式で起こるトラブルとその解決策についてお話ししたいと思います。

お葬式のトラブルの代表格「お金のトラブル」

遺族にとって葬儀費用はとても重要な問題です。
普通はいくらぐらいかかるのか・・・初めての葬儀ともなると、見当もつかず途方に暮れる遺族も少なくありません。
わからないと、とかく、諸々葬儀社の言うがままになりがちです。
 
そうすると、通夜・葬儀と全てが済んでから一体何が起こるのかと言うと・・・
 
「こんなに費用かかってたの?!なぜ?!」
「先にちゃんと突っ込んで聞かなかったのが悪かった・・・」
といった疑念や後悔が襲ってくることになるのです。
 
例題をあげて、トラブルを具体的に見てみましょう。
 
 

請求書を見てびっくり!予定予算を大幅にオーバー

親御さんを亡くし、初めての喪主を務めることになったAさん。
 
以前ポストに入っていた葬儀社のチラシを引っ張り出し、早速電話をしてみました。
故人は生前から常々「自分の葬儀にお金をかけることはない。」と話していたので、
一般葬で一番安いプランを聞いたところ、葬儀費用の最低料金は35万円〜と返答をもらいました。
これなら、支払いにも余裕があると思い、その葬儀社にお願いすることにしました。
 
しかし、お葬式の全てが終わり、請求書が届くと、びっくり!
合計金額がなんと120万円にもなっていたのです。
 
確か、最初にもらった「葬儀費用一式」の見積もりでは、35万円だったはずなのに・・・
 
葬儀社さんは「実費もかかりますので」と言ったらしいのですが、
Aさんは初めてのことで、聞き漏らしてしまったのでした。

 

解決策

実はこのような類の話はよく聞きます。
 
このような行き違いは、なぜ起こるのか。
それは、
「葬儀費用一式」は「葬儀にかかる費用の総額」ではないからです。
 
解決策としては、見積もりの時点で、
「参列者○人規模で、通夜から葬儀まで、全部にかかる費用の総額を教えてください」
「葬儀にかかる実費など全てが含まれている見積もりをお願いします」
と、聞くことがポイントです。
 
葬儀社にとっての常識では「葬儀費用一式」とは、その葬儀社が提供する部分のみのセット価格を指します。
 
葬儀社が紹介するものや、
人数や期間で価格変動するものは見積もりに入っていない場合もよくあります。
 
葬儀費用一式に入っていないものの代表例としては、
飲食代、返礼品、お布施、火葬料、会場費、マイクロバス代、霊柩車などが挙げられます。
 
この遺族との葬儀費用の感覚の違いを気にかけている葬儀社は、
最初に葬儀費用一式の見積もりに加え、別途の費用(実費)の見積もりも用意してくれます。
見積もりをもらった時、もし、飲食代などが入っていなければ、
「飲食代などの実費も見積もりお願いします」と伝えましょう。
 

つい見栄を張ってしまった結果

特に葬儀について「こうしたい!」という具体的なイメージはなかったので、一般葬にした喪主のBさん。
 
知人の紹介で市内の葬儀社に頼むことにしました。
 
Bさんは祭壇はほどほどで良いと思っていたのですが、
葬儀社の担当の方に花祭壇の写真を見せてもらった時に
「故人さまほどの人物でしたら、このくらい豪華にしないと!」と豪華な花祭壇を勧められました。
 
お世話になった方からの紹介していただいた手前もあり、
勧められるがままに、つい、一番豪華なものにしてしまいました。
 
後から、高額の請求額を見て。。。突然、現実に引き込まれたBさん。
それ以来「なんで見栄を張ってしまったのだろう」と落ち込む日々が続いています。
 

解決策

見栄を張ったと自分を責めがちですが、そんな必要はありません。
故人を豪華に送ってあげたいと思うのは自然なことです。
 
ただ、ここまで後悔するということは、本心はそこまで豪華な祭壇は望んではいなかったということなのだと思います。
知人の紹介ということで、言いにくいのだとは思いますが、
そこは、「今後の生活もあるので、なるべく費用は抑えたい」と正直に言いましょう。
故人である旦那さまも「きっと妻の今後を心配している」と思いながら申し出れば、言葉にしやすいです。
 

葬儀全費用が、互助会で積み立てていた3倍も!

10年前から互助会に入っていたCさん。
旦那さんが亡くなられ、互助会が提携している葬儀社に依頼し、
非常にスムーズに葬儀も執り行われました。
 
互助会に入っていて良かったとも思ったのですが、
実は、積み立ての3倍もの費用がかかってしまいました。
 
見積もりのときに、別途料金があるので、
積み立て金だけでは賄えないとの説明は受けたのですが、
 
いまだに、なんとなく解せなく・・・・
モヤモヤが残ってしまいました。
 

解決策

互助会は葬儀全費用の一部(多くは基本セットの費用)として使うというものです。
葬儀社のいう葬儀費用は最低限葬儀に必要な基本セットのみの見積もりとしている場合が多く、
様々な理由により変動する費用(ドライアイス代・食事代やお坊さんへのお布施など)は含まれません。
積み立てがあるし・・・と油断せず、
葬儀の費用は互助会だけでは賄えないことを覚えておきましょう。
 
 

葬儀社とのトラブル

葬儀社スタッフも人です、絶対間違えない訳ではありません。
しかし、次から次へ、あれもこれも間違える・・・という葬儀社もあるのも事実です。
ただ、あまりにも酷いと遺族の怒りが爆発することも。

オプションを断りたいのに断れなかった

ある葬儀社に葬儀を依頼し、見積もりをお願いしました。
すると、頼んでもいないオプションを大量につけた見積もりを渡されました。
 
確かに、参列者50人程度で、ごくごく一般的な葬儀を行うというざっくりした見積もり依頼ではありました。
 
平常心でないこともあり、オプションが多すぎて混乱し、あまり理解していないうちに契約してしまいました。
しかし、あとで知ったのですが、檜の棺はとても高級だそうで、
知らなかった自分を責めるばかりです・・・

 

解決策

オプションには、ロウソクや供物など、葬儀に最低限必要なのではないかと思うものから、
棺や花のランクアップなど、まさにオプションっぽいものまで、色々あります。
 
「普通な感じで・・・」などふんわりした表現で見積もりを頼むと、
たくさんオプションを付けられてしまう場合もあります。
 
「オプションや別途費用も含めた総額が100万円以内でお願いします。」など、
ハッキリと伝えてみましょう。
規模次第で、100万円では無理な時などは葬儀社さんが教えてくれます。
 

菩提寺と違う宗派のお坊さんを手配されてしまった

実家のお墓はあるのですが、事情で葬儀は自宅のある首都圏であげることにしました。
なので、お坊さんは葬儀社で手配していただきました。
しかし、お墓のある菩提寺の宗派を伝えたのにも関わらず、菩提寺の宗派とは異なる宗派のお坊さんを手配されてしまっていたのです・・・。
 
私たちも詳しくなかったので、納骨の際まで気付かず、
いざ、実家のある地域の菩提寺で納骨となった時に「この戒名では納骨できません」と言われたのでした。
お経を上げ直していただき、戒名をつけ直しました。
 
葬儀社からの謝罪と値引きはあったものの、なんとも後味の悪い結果になってしいました。

 

解決策

菩提寺がある場合、お坊さんの宗派は大切です。宗派が違うと、そのままの戒名ではお墓に入れず、戒名を付け直さないといけなくなります。
まずは、しっかりと念押しで菩提寺の宗派を伝えましょう。
 
先の一例の場合は、葬儀社のミスだったので、回避が難しいのですが、
菩提寺が遠隔地で住職が来られないときなどは、俗名のまま葬儀を行うこともできるのでその方が確実とも言えます。
葬儀社に相談しましょう。

葬儀社のサービスが雑だった

この手の葬儀トラブルはたくさんあります。代表的なものを見てみましょう。
 
・葬儀社のスタッフが早々に帰ってしまった
通夜や葬儀では、時間が押してしまうのはよくあります。
そして、葬儀を掛け持っているスタッフが帰ってしまうこともしばしば起こります。
ただ、遺族が困らないように全てを済ましてから帰るのが、プロの葬儀スタッフです。
ちゃんとケアをしてから帰れば、遺族が怒ることもありません。
 
・スタッフから知らされた時間が違っていた
これは単純なミスと言えますが、混乱の元になります。
 
・スタッフが葬儀中雑談をしていた
困ったことに、これもたまに耳する苦情です。
スタッフ教育が行き届いていないのです。

 

解決策

これらの葬儀社のサービスに関する不適切な事例の解決策は、やはり葬儀社選びを確実に行うことにつきます。
葬祭ディレクターがいる葬儀社かどうか、打ち合わせの受け答えなど、
まずは、担当者の人となりを見極めます。
担当の人とは、なるべくコミニュケーションをとり、たくさん質問をしてみましょう。
 

意外と多い!お寺さん関連のトラブル

昔はお寺さんは地域のコミュニティの中心であり、普段から交流がある場合も多く、関係も深かったですが、
最近では、法事以外では会わない、お布施のみ収めている関係である・・・という方も多いでしょう。
そうなると、しきたりを知らず、様々な行き違いが生じます。
 

檀家であるゆえに起こるトラブル

故郷に実家はもうなく、自分は首都圏に住んで長いが故郷のお墓を継いでいる場合、
よく起こるのが、どっちの地域で葬儀をあげるか問題。
 
家族としては、自宅のある地域で葬儀はあげたい気持ちが強いものです。
しかし檀家を継いでいるので故郷のお寺さんにも相談が必要です。
この時、故郷の檀家のお坊さんが首都圏まで来てくれれば問題ないのですが、
時には、様々な事情で来てくれないお坊さんもいます。
 
代わりに葬儀のお経をお願いしたお坊さんが宗派が違うと、
先祖代々のお墓に入れない場合もあります。

 

解決策

まずは、檀家である場合は前もって連絡をとり、もし葬儀が故郷でなくても出張で来てくれるか確認しておきましょう。
もしそれで、出張が無理なようであれば、同じ宗派・系列のお坊さんを紹介していただきます。
「紹介はできません。」というお寺さんも少なからずあるので、その時は、葬儀社さんに同じ宗派のお坊さんを手配してもらうか、葬儀では戒名はつけずに、俗名のまま葬儀を行うことも可能です。
その場合、戒名は納骨の時に菩提寺の住職につけてもらいます。

お布施が高額に!「お気持ち」問題

「お気持ち」の金額が不明すぎて、みなさんが一度はぶつかるであろう、お布施をいくら出すか問題。気持ちとは言え、安すぎても失礼だし、高いのはこちらがしんどいです。

 

解決策

明瞭会計で値段設定もあるお寺もありますが、ほとんどのお寺は、明確な値段設定はしていません。
ネットで相場を調べてみても良いですが、地域の習慣でも異なるので、年上の親戚や知人、
葬儀社さんにも相談してみます。
多方に相談してみると、いろんな金額が出てきますので、その中で、自分の気持ちに折り合いがつくところが「お気持ち」ではないでしょうか。
 

「密葬」「家族葬」でもトラブル発生!

最近、増えてきているのが「家族葬」です。
昔は「密葬」と呼ばれ、ごく限られた人数のみで行うこじんまりした葬儀です。
費用も抑えられ、アットホームな雰囲気でお見送りできることもあり人気で、
後日、お別れ会を開いて、仕事関係や友人を呼ぶ場合もあります。
 
しかし、家族葬にもトラブルが起こるのです。
 

想定していなかった・・・葬儀後、弔問客が毎日訪問

家族葬や密葬の場合、葬儀を済ませてから、亡くなったお知らせを出します。
それで驚いた、知人たちが、次々とお線香を上げにやってくるのです。
 
その時困るのが、お香典を持ってきていただいた方への返礼品。
全く用意していなかった場合、葬儀社に電話すれば、とりあえずでは用意はしてくれます。
が、もちろん、それは予定外の出費となるのです。

 

解決策

故人の人付き合いの広さは、ご家族ならご存知でしょうから、
家族葬にする場合は、葬儀の時点で、後日の弔問客については予測しておきましょう。
返礼品も葬儀社さんにその都度注文したいなど、前もって相談しておくとスムーズで無駄も省けます。

高齢の親戚から猛反対にあった!

遺族は新しいスタイルの葬儀に抵抗がなくても、高齢の親族の同意を得られない場合があります。
特に、地方ではまだ親戚づきあいが盛んです。

 

解決策

威圧的に意見されると、こちらとしても気持ちが抑えられなくり、喧嘩に発展するケースも。
誰しも、こんな時に争いごとなど、嫌なものです。
この場合に一番効果があるのは、故人が生前に書いた遺言書やエンディングノートです。これらの材料があると、周囲の人の説得がスムーズにできます。
 

お葬式トラブルを回避するには

お金にまつわるトラブルにしても、他の葬儀に関するトラブルにしても、
どちらも葬儀社選びで、ある程度回避することができます。
 
もし、親族や菩提寺ともトラブルになっても、
いい葬儀社さんであれば、嫌な顔もせず、葬儀のプロとしてアドバイスをくれるでしょう。
 
そんないい葬儀社さんはどうやって探せば良いのか・・・
それは以下のことがポイントとなります。
 

葬儀社はできれば2社で比べる

「相見積もりをとる」までできれば、最高ですが、そこまでできないにしても、
自分たちの要望をどの程度汲んでくれるか。
担当者の人となりはどんな具合か。
などなど、応対を比べるだけでも意味があります。

時には出費を止めてくれる葬儀社も

親身になって葬儀の相談を聞いてくれるのはもちろん、
遺族が無理をしていることも察することができ、
時には、必要ないものへの出費を止めてくれる葬儀社も存在します。
 
そんな葬儀社さんだったら、もし予期せぬトラブルが起こってしまったとしても、
きっと遺族の立場で考えて、対応してくれることでしょう。