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葬儀に関する豆知識

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葬儀の後に行う事〜喪家はお葬式の後も大忙し!〜

一連の葬儀が終わって、一段落。

ホッと一息と行きたいところですが、遺族には葬儀が終わってもまだまだやることがたくさんあります。

法要や手続き・・・必ずやらなければならない事から、行なわないと受け取れない給付金などなど。

苦手な人には過酷とも言える、手続きの数々ですが、やる事柄が多いほど整理して行かねばなりません。

こちらでは、葬儀後に行う事をまとめてご紹介しようと思います。

葬儀後に行なう事は、大きく分けて3つ!

葬儀が終わり、葬儀社さんに料金を払う段階になると、葬儀社さんがこの後何をするかを説明してくれることがあります。
葬儀社の説明を聞いていると、やることがてんこ盛りと感じますが、よく見てみると葬儀の後にやる事は大きく3つに分けられます。
 
葬儀後に行う事
①葬儀でお世話になった方へのお礼や挨拶、弔問客への香典返し
②法要、納骨などの供養の儀式
③名義変更や相続などの手続き関係
 
具体的には何をしていくのか、種類に分けてそして葬儀からの時系列順に見ていこうと思います。
 

葬儀後にやる事①お世話になった方へのお礼や挨拶、弔問客への香典返し

葬儀においてお世話になった方々はもちろん、弔問客や故人と懇意だった人への連絡やご挨拶、香典返し。故人のためにも、きちんとお礼をしておくのがマナーです。
葬儀で初めて会ったなど、自分とは面識がない方も多いので大変ですが忘れないようにしましょう。

【葬儀直後】重要!参列者名簿等の引き継ぎ

葬儀当日の最後に、お礼やご挨拶には欠かせない重要なことがあります。
それは、葬儀の参列者名簿等の引き継ぎです。
 
葬儀中、受付係や会計係を手伝ってくださった方にお礼をし、以下のものを受け取ります。
①参列者名簿
②香典・記録帳
③供物と控え帳
④弔電・弔辞
⑤会計の記録・請求書・領収書
 
葬儀のお手伝いをしてくださった方に、葬儀の日の最後に現金のお礼「心付け」をわたします。
地域や遺族の考え方によって、お礼の品だったり、現金と両方の場合もあります。
後日、もっと丁寧にご挨拶に伺い、お礼の品を手渡すこともあります。
 

【葬儀7日後】葬儀終了後、時間をおかずにお礼をする

葬儀のお世話役や受付係り、近隣でお世話になった方には出向いてご挨拶

特に葬儀全般でお世話になった方には、改めて出向いてお礼に伺うのがマナーとなっています。
葬儀終了後あまり時間をおかず、とりかからないといけません。
目安としてはお葬式の後1週間以内が理想です。
この流れで、葬儀後1週間ほど経った頃、菩提寺があれば挨拶に伺い四十九日の法要の打ち合わせも行います。
 

会葬礼状

そもそも葬儀参列者へお礼状は葬儀が落ち着いてから出していたものですが、最近では、葬儀の際に渡す会葬礼状をもって挨拶を済ませてしまうことが多くなっています。
葬儀当日に会葬礼状を渡している場合は、後日のお礼状は出しません。
 

死亡通知とお別れの会の通知

家族葬が増えてきた昨今、故人と関係のある方々で訃報の知らせをしなかった方々に、「死亡通知」という形で亡くなったことをお知らせをする場合があります。
葬儀とは別にお別れの会を開く場合には、この死亡通知のタイミングで案内状も兼ねて出します。
 
少人数で行う葬儀である家族葬は、参列者の人数を絞る代わりに、後日、毎日のように訃報を聞きつけた弔問客が訪れるといったことがよくあります。
故人が人付き合いが広かった場合は、お別れの会を開いた方が楽な場合もあります。
 

【死亡49日後】葬儀参列者へのお礼

香典返しを送る

本来、香典返しは四十九日の法要を済ました「忌明け」に送るとされています。
最近は葬儀当日に会葬礼状と一緒に渡してしまうことも多くなっています。
香典返しは、半返しと言いますが、送料がかかるので実際にはいただいたお香典の1/3ほどの金額で用意します。
その時、お礼状も忘れずに。
自分で手配するのも大変な場合は、葬儀社にも頼めます。
お葬式が終わっても葬儀社に相談しても大丈夫です。
 

葬儀後にやる事②法要、納骨などの供養の儀式

日本のお葬式の9割は仏式と言われています。
葬儀を仏式で行なった場合のその後の法要は何十年にわたって行われます。
 

【葬儀と同日】初七日の法要

本来、臨終から数えて7日目に行います。
最近では、ほとんどの場合、葬儀の最後に一緒に行ってしまうことが多いです。
葬儀中に「では引き続き初七日法要を行います」等のアナウスがあり、お坊さんがお経を唱え、引き続き葬儀の参列者がお焼香をします。
 

【葬儀〜四十九日の法要】仏壇・位牌・お墓の準備

仏壇が自宅にない場合は、葬儀後から四十九日の法要までに購入しておきます。初めて使う仏壇はお坊さんに来てもらい「開眼供養」を行う必要があります。
 
位牌は、四十九日法要の前までは、お葬式で用意した白木の位牌ですが、四十九日の法要の際には「本位牌」にします。
本位牌は彫刻等必要で用意するのに1週間はかかります。
その期間を考慮して、早めに準備しましょう。
 
お墓ですが、四十九日の法要までに建立しないといけないと思われがちですが、四十九日の法要に必ずしも納骨を行なう必要はありません。
納骨のタイミングは、百か日、一周忌でも可能です。遺族の気持ち次第でお骨を家に置いておいても大丈夫なのです。
遺骨をかならずお墓に入れなくてはいけないという法律はありません。
 

【臨終から49日後】四十九日の法要

故人が亡くなってから遺族が外出を慎むなどの期間を忌中といいます。
仏教では死後49日を過ぎると、魂は浄土するといわれ、忌中は終わり忌明けとなります。
この忌明けの儀式が四十九日の法要です。
会場としては、納骨をすることも多いのでお寺や霊園で行なったり、自宅や葬儀ホールなどでも行います。
この場合、葬儀よりぐっと参列者は少なくなります。
この日に納骨も済ましてしまう場合が多く、その場合は、仏壇以外にお墓の準備が必要です。
 
先ほどもお話ししましたが、葬儀の日に香典返しを用意しなかった場合は、四十九日の法要後に「忌明け」のお知らせのお礼状とともに、香典返しを送ります。
 

【その後の法要】何回までやるの?!

葬儀も済み、さらに四十九日も終えるとだいぶ落ち着いて来ます。
しかし、法要はまだ続きます。
 
本来、法要は7日ごとに行いますが、そこまで細かく行うことは稀です。
一般的には初七日から以下の10回の法要、最後は三十三回忌で弔い上げとなります。
 
・初七日・四十九日・百か日(四十九日と合わせて行うことも)・一周忌
・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・三十三回忌(弔い上げ)
 
一周忌までは、喪中ということで慶事の主催を控えたり、新年の挨拶を控えます。
三回忌からは故人の友人や関係者は呼ばず、親族のみで行うことが多いです。
 

葬儀後にやる事③名義変更や相続などの手続き関係

最後に葬儀後に行う様々な手続きについてです。
健康保険や年金など、故人名義のものは全て手続きが必要です。
 
あまりの多さに最初はびっくりしてしまうかもしれませんが、全てが全員に該当するわけではありません。
期間が短いものから年単位のものまで色々ありますので、長い目でつつ、気負いすぎず、一つ一つ片付けて行きましょう。
 
期間の短いものからご紹介します。
 

期限が死亡後14日以内に行う手続き

死亡から日が空いてしまう場合は、葬儀前に手続きをすませないといけない場合もあります。
 
・世帯主の変更 市町村役場に申請
・年金受給停止手続き 市町村役場(国民年金)、年金事務所(厚生年金)、共済組合(共済年金)に申請

期限はないがすみやかに行う手続き

期限は設けられていませんが、なるべく早く行うべき手続きです。
 
・国民健康保険証の返却 市町村役場に返却
・介護保険証の返却 市町村役場に返却
・未支給年金の受け取り 市町村役場(国民年金)、年金事務所(厚生年金)、共済組合(共済年金)に申請
・運転免許の返却 警察署に返却
・パスポートの返却 都道府県庁の旅券課に返却
・故人名義のライフライン・通信関係の解約や名義変更
 

相続・税金関係に多い【期限が死亡後、3ヶ月、4ヶ月、10ヶ月の手続き】

相続関係の手続きはこの期間に該当するものがあります。
 
・相続の放棄、限定承認 家庭裁判所に申請(3ヶ月以内)
・所得税の準確定申告 税務署に申請(4ヶ月以内)
・相続税の申告と納付 税務署に申請と納付(10ヶ月以内)
 

給付金などに多い【期限が死亡後2年の手続き】

給付金やお見舞金などの「もらえるもの」の手続きは申請期間が長いものが多いです。
 
・各健康保険の埋葬料 健保組合、年金事務所
・労災保険の葬祭料と葬祭給付 業務災害や勤務災害で死亡した場合に労働基準監督署に申請できる
・国民健康保険の葬祭費 国民健康保険に加入している場合、市町村役場に申請
・遺族年金の死亡一時金 該当する場合のみ、市町村役場(国民年金)、年金事務所(厚生年金)、共済組合(共済年金)に申請
 

生命保険の死亡保険金【支払い事由が発生した日の翌日から3年以内】

故人が入ってい生命保険会社の死亡保険金の申請期限は3年です。
遺族が故人が入っていた生命保険を知らずに受け取れないまま時が過ぎる場合もあります。
請求漏れに気づいても、3年以内なら申請可能です。当該保険会社に連絡しましょう。
 

遺族年金の請求【死亡から5年以内(死亡一時金のみだと2年以内)】

故人が入っていた年金から、遺族対して支給されます。
支給金額や支給期間は、加入していた年金の種類や加入期間によって異なりますので、該当する年金事務所等に問い合わせます。
 
これらは全ての人に該当するとは限りません。
故人が一体どんな年金や保険に加入しているか、生前から知っておくことが大切です。
 
 

まずは、葬儀が落ち着いた時に遺族みんなでリストアップ!

やることがたくさんですが、まずは、葬儀が済んだ後から四十九日までの間で期限があるもの順にリストアップしてみましょう。
一人でやると大変なので、家族で共有したり手分けをします。
 
故人が遺言やエンディングノートなどを用意している場合はそれを活用します。
保険や資産状況などもまとめているととても遺族としては助かります。
 

相談できる人が短にいないときは、葬儀社や自治体に相談も可能です

法要に限らず、葬儀社さんに相談すると快く教えてくれますし、場合によっては弁護士や司法書士さんを紹介してくれたりもします。
葬儀社以外に相談するところとしては、お住まいの自治体に相談ができ、司法書士さんの紹介も可能です。
死亡届けを出しに行く時に窓口で聞いてみてもよいですね。