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葬儀に関する豆知識

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危篤の知らせから、葬儀まで。心得ておきたい訃報への対応とは?

訃報への対応は、故人との関係によって異なります。

人間関係の距離感を間違えて弔問や葬儀にのぞむと、

遺族に不快感を与えたり、誤解やトラブルのもとにもなりかねません。


ここでは、故人との関係別に危篤から葬儀までの正しい対応についてお話したいと思います。

すぐに弔問に訪れるべきは、親族・親友・ご近所

訃報がいち早く届くのは、故人と極めて近しい人物です。
家族はもちろんでですが、故人の親族、故人の親友、そしてご近所の方々です。
親族、親友は遠方でもなるべく葬儀の前に駆けつけます。

親族

駆けつけるのは一般的には第三親等までと言われてますが、近郊に住んでいたり故人と親しい場合は第三親等以外でも訃報の連絡をもらったらすぐ駆けつけましょう。
 

親友・恋人

故人と親しくしていた分、かなりショックが大きい親友や恋人。
遺族と面識がある、家族ぐるみの付き合いがある場合はいち早く駆けつけ、対面も可能です。
しかし、遺族側と全く面識がない場合は弔問への気遣いが必要になります。
連絡をもらったときに家族で静かに過ごしたい等の希望が示されていれば、
弔問を遠慮する配慮も必要になります。
 

ご近所

普段の関係によって対応が少し違ってきます。
親しく近所づきあいをしている場合は、すぐに弔問に行き、手伝いを申し出ます。
遺族にとって葬儀までの強い助けになってあげることもできます。
しかし、最近は、全く近所付き合いをしない家庭もあります。
そんな場合は、偶然訃報を知ってもあえて弔問はせず、町内などで知らせがきた場合、お通夜・葬儀へ参列します。
 

会社の同僚・上司・部下

毎日、会社で会う関係なので、こちらもショックが大きいのですが、
遺族と面識がない場合も多く、こちらも気遣いが必要です。
プライベートで親しい場合は、親友としての訃報の対応に準じます。
仕事上だけのつきあいならば、葬儀前に弔問する場合、玄関先でのお悔やみを述べ、
あらためて葬儀に参列するむねを伝えるにとどめましょう。

お通夜・葬儀より前の弔問で心得ておきたいマナー

葬儀より前の弔問でこれだけは守りたいマナーが5点あります。

香典は持参しない

葬儀より前の弔問では香典は持っていきません。
お通夜や葬儀に参列する時にあらためて持参します。
 
基本的には手土産もいりません。どうしてもお供えしたい場合は、故人が生前好きだったお菓子やお花を持参します。お通夜より前にお供えするものは、枕花と言って、枕元に供えます。華美なものは控え、宗教などでしきたりが違うこともあるので注意が必要です。
 

喪服で行かない

すぐに駆けつけるということで、喪服では行きません。もし喪服を持っていて着替えられたとしても、まるで訃報を予想していたかのようになり、逆に失礼に当たる場合もあります。
普段着の中でも控えめな服装で行きましょう。
 

お手伝いを申し出る

葬儀前に弔問に訪れる人は、故人と親しい関係ということで、遺族にも近い場合が多く、信頼できて家内の手伝いも頼みやすいです。
弔問のあいさつの時に「何かお手伝いできることがあれば言ってください」と、伝えましょう。
この時、もし手が足りているようであれば、長居せずに辞去するのもマナーです。
 

弔問の際は、玄関先でお悔やみを簡潔に述べる

葬儀前に弔問に訪れる場合は、玄関先で簡潔にお悔やみを述べましょう。
 
この時、どう声をかけて良いかわからないことも多いですが、
「このたびは、ご愁傷さまでございます。」だけでも構いません。
一言でも故人を悼に、遺族を慰める気持ちは伝わります。
 

長居はしない

遺族の気持ちを考えると、故人の死亡時の状況をやたら聞いたり、思い出話を長々としたりするのは、よくありません。
遺族の方の疲労具合を察し、長居しないようにしましょう。
 

弔問・葬儀に行けない場合

訃報は急なので、親しい間柄でも弔問に行けない場合もあります。
そんなときは、他の方法で弔意を表すことができます。
 

代理人を立てて弔問や葬儀の参列をしてもらう

代理人は、配偶者や高齢の場合は子供、会社の部下、友人など、様々です。
状況が少しでもわかるように近しい人に頼みましょう。
代理でも弔問のマナーは同じです。
代理で来た旨を伝え、お悔やみを述べましょう。
 

代理出席の時の芳名帳への記載方法

代理出席でよく迷うのが、芳名帳の記載についてです。
代理ですので、名前は本来弔問するはずの人物の名前を書きます。
 
【会社の上司の代理で来た場合】
会社名 部署役職名 上司のフルネーム
の横か下に「代」または「代理」と記入します。
もし、自身も故人と面識があるときは、その下に自分の名前を書きます。
 
上司の名刺を預かってきている場合は、右上に「弔」と記入して渡します。
もし、代理人の名刺も渡すように言われたら右上に「代」と書きます。
【夫の代理で妻が来た場合】
夫のフルネームの下に「内」と記入します。
もし、故人が親戚の場合や自身も面識がある場合は、その横や下に自分の名前を書きます。
 
【親の代理で成人した子が来た場合】
高齢で葬儀に参列できないなど、子が代わりに参列する場合もあります。
その場合の記帳は、親のフルネームの下に「代」または「代理」と記入します。
 
もし、故人が親戚の場合や自身も面識がある場合は、代理人の名前を書きます。
 
【自分も参列する立場で友人の香典を預かってきた場合】
自分の名前を記入し、友人の名前も別欄に書きます。
 

弔電を送る

弔電は、通夜や葬儀に参列できない場合にお悔やみの気持ちを伝える電報です。
送るタイミングは、訃報を受けたらすぐ。
通夜・葬儀に間に合うように手配します。
宛先は喪主。
送り先がどこの会場かをちゃんと確かめて送りましょう。
 
弔電は家族葬や「香典、供花、供物は辞退いたします」と言う知らせが来ても、送っても良いとされています。
 

香典、供物、供花を送る

葬儀に参列できない場合、香典は贈っても大丈夫です。
現金書留を利用したり、他の参列者に預けるといった方法があります。
 
祭壇の周りに飾る供物や供花は葬儀参列者も持参しますが、参列ぜず送るのも可能です。
供物・・・お線香、ロウソク、果物、お菓子など(仏教の場合)
供花・・・菊、ゆり、カーネーション、故人の好きだったお花など
 
インターネットなどで自分で送ることも可能ですが、
どちらも、宗教、地域でしきたりが異なったり、
葬儀会場の広さも関係するので葬儀屋さんに依頼して用意すると安心です。
 
香典、供物、供花を送る場合、「お悔やみ状」を添えて送ります。
 

後日、弔問にうかがう

葬儀に参列できなかった、または、訃報を遅れて聞いた。
そんな方が自身が故人にお別れを伝えたい場合、
後日、お線香をあげに訪問します。
当たり前ですが、必ず前もって遺族の方にいつが都合が良いか連絡を入れましょう。
香典を持参する場合もありますが、先に香典を送っていたりする場合は、
少額の供物(お線香やお菓子、お花など)を持参するのも良いです。
 

危篤の知らせを受けたときの対応

訃報が届いたときの話をしてきましたが、
親しい人の「危篤」の場合はどうすれば良いのでしょうか。
 
危篤の知らせほど、緊迫した状況のことはなかなかありません。
知らせが来るということは、「生きている間に合ってあげてほしい!」という家族の思いが込められています。
一刻も早く、駆けつけましょう。
 
危篤に駆けつけるときに注意したいことは、まず、場所の確認です。
気が動転していますが、落ち着いて、病院名、最寄り駅、住所、連絡先を確認しましょう。
 
服装は普段着や、仕事先なら仕事着のままで大丈夫です。
華美なアクセサリーなどは、とって行きましょう。
 
最近では、エンディングノートなどに、最後に会いたい人として書いてあったり、本人の希望が「会いたい」と明確である場合もあります。
危篤の連絡が来るということは、「会いたい」と強く思われていると自覚して、
真夜中でも駆けつけましょう。
 

弔問からお通夜・葬儀参列までの気をつけるべき4つのポイント

訃報が届いたら、何をすべきかは、故人や遺族との関係によって異なります。
場合によっては空気を読んで行動しないといけない側面もあり、
迷うこともしばしば・・・
 
そこで、こちらでは、
訃報から葬儀までで、ここさえ押させておけば大丈夫なポイントを紹介します。
 
【ポイント1】
常に遺族の気持ちを考えて、思いやりをもって行動する
 
【ポイント2】
弔問の時、葬儀に参列する時は、自分が故人とどんな関係なのかきちんと伝える
名刺を持参するのも良いでしょう
 
【ポイント3】
お通夜、葬儀会場には少し早めに着くようにする
 
【ポイント4】
迷ったら、誰かに相談する。聞けない場合は、万事控え目にしておく
 
訃報から、お通夜・葬儀は、遺族が中心となって執り行われます。
訃報を受けとる側としては、
何においても「遺族の気持ちを考えること」が一番気をつけるべきことです。
 
細々としたマナーの数々はありますが、このことを忘れないで行動すれば、
自ずとお悔やみの気持ちは伝わることでしょう。