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葬儀に関する豆知識

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家族葬の流れ〜知ってて損なし!葬儀の段取り〜

葬儀の流れは漠然とは知っていても、細かい段取りはわからないという方がほとんどです。

何も知らずに、葬儀にのぞむのはトラブルを招きかねない!ということで、

ある家族葬を例に、いつ、何がおきて、遺族は何をすれば良いのかを

時系列で追って行こうと思います。

トラブル回避のために葬儀の流れを知ろう!

まさか、自分が葬儀を執り行う喪主になるなんて。
死は誰にでも起こることで葬儀もほとんど人が行うのに、
「喪主になることは考えたことない」という方多いのではないでしょうか。
 
何も知らないというのは、不安なだけでなく、様々面で損をします。
 

葬儀の流れを知らなくて、困ったこと

たまたま、しっかりした良い葬儀社さんに当たればラッキーですが、もし、悪い葬儀社だったら、不慣れな葬祭スタッフに当たってしまったら・・・予測もしなかった問題が発生します。
実際、こんなことがありました。
 

例1  葬儀のちゃんとした打ち合わせなく、いきなり準備が始まった

病院で紹介された葬儀社に遺体を搬送してもらい、ひとまず小さな枕飾りも設置。その後、何やらスタッフさんは携帯で長々電話をして「ではまた来ますね」と慌てた様子で帰りました。
次の日、突然、違うスタッフがやってきて、お坊さんの手配とこれからやることの説明「やっておいてください」とリストを渡され、言われるがままバタバタと準備。
その時は「そういうものなのか」と思っていましたが、結局最後までこちらの要望を聞くような打ち合わせはありませんでした。
後日、知人に聞いたら、「普通、ちゃんと打ち合わせはするし、見積もりも出るよ。費用だいぶかけちゃったでしょ」と言われ、確かに相場よりだいぶ費用も多かったです。未だにモヤモヤしています。
 
 

例2  お焼香を先に始めてしまいお坊さんとトラブルに

斎場で仏式の葬儀だったのですが、お坊さんが1時間以上の大遅刻!故人は会社社長だったのもあり200人越えの参列者が会場から溢れ、斎場から「いいかげんに始めてください」と急かされ、先にお焼香を始めてしまいました。
そのうち、お坊さんが到着。「なんでもう始めているんだ!?」とお坊さんが激怒し、その後、険悪なままお葬式を続けないといけなくなりました。
せめて一般的な流れだけでも、ある程度先に、把握して臨めば回避できたかもしれません。
 
 

家族葬の大まかな流れを4つの視点で見てみよう!

では、実際、一般的な葬儀の流れって、どんな感じなのでしょうか。
「いつ」「どこで」「何がおきているのか」「何をするのか」の4つの視点から見てみようと思います。
ある家族葬の例を挙げて追ってみましょう。
 

家族葬を執り行ったAさんの例 臨終から納棺の儀

突然旦那様が亡くなり、喪主は奥様のAさん。
ご家族は一人息子さんとその家族。
親戚も遠方や高齢ということで、近場の親族と友人30名程度まで参列の家族葬にしました。
 
まずは、病院での臨終から葬儀の前、納棺の儀までみてみましょう。
 
いつ どこで 何がおきているか 何をするのか
 1日目 病 院 臨 終
 
故人が普段着ていた清潔な服を用意する。看護師さんが着替えさせてくれる。
葬儀社の手配。病院で紹介される場合が多い。先に決めていればその葬儀社に連絡する。
 
1日目 病 院

退院・

遺体搬送

 
退院の手続きをする。
精算と死亡診断書の受け取り。
 
 1日目 自 宅 遺体安置
 
葬儀社のスタッフは手際よく淡々とご遺体の安置を行う。
(菩提寺があればお坊さんに来てもらいお経を挙げてもらう。最近では行わない場合が多い)
 
 1日目 自 宅 打ち合わせ
 
葬儀の具体的な打ち合わせを行う。この時、お坊さんの手配、お料理の注文、会葬返礼品、香典返しも選ぶ。
親族や友人に訃報の連絡を開始。(家族葬なので参列をお願いする人のみ)
 
2日目  自 宅 斎場の順番待ち
 
斎場や火葬場がすぐ予約が取れれば納棺の準備に入るが、火葬場が混んでいて待機に。
この待機期間を利用して、死亡届の届け出をしたり、現金を銀行からおろしておく。
 
3日目 自 宅 納 棺

 

納棺の儀を行う。

葬儀社さんのスタッフがご遺体に旅装束を着させてくれる、納棺し、お棺の蓋を閉じる。

 

 

家族葬を執り行ったAさんの例 通夜から火葬まで

納棺の儀がすみ、次の段階からが葬祭儀礼(葬儀)となります。
お通夜は斎場で行うので、棺は斎場へ移動します。遺族も準備をし、斎場へ向かいます。
 
 
いつ どこで 何がおきているか 何をするのか
3日目 斎 場

お通夜の準備

 
喪主も遺族も喪服に着替える。お坊さんが来たら、出迎えて茶菓子の接待。その時に、通夜と葬儀の打ち合わせをする。
その後、お坊さんに着替えてもらい、通夜ぶるまいを受けてもらえるか確認する。
 
3日目 斎 場
通 夜
通夜ぶるまい
 
式は18時ぐらいから1〜2時間執り行う。受付は30分前から始める。
弔問客着席→僧侶入場→読経→焼香(喪主、遺族、親族、世話役、一般弔問客の順で)→僧侶退室→喪主挨拶にて終了
通夜ぶるまいは1時間程度、お寿司とオードブルを用意。
その後の夜間は斎場に泊まれる部屋があり、そこで兄弟と息子が交代でお線香の番をする。
 
4日目 斎 場
葬儀・告別式
 
昼から行われ、葬儀と告別式一緒に行われる。葬儀は読経や焼香がある宗教的な儀式、告別式は弔辞が読まれるなど社会的儀式。
弔問客着席→僧侶入場→開式の辞→読経→弔辞・弔電→焼香(喪主、遺族、親族、世話役、一般弔問客の順で)→僧侶退室→喪主挨拶・遺族代表挨拶→閉式の辞で終了
 
4日目 斎 場
出 棺
 
葬儀・告別式が終わると、ご遺体を棺に納めて霊柩車に乗せて出棺となる。
そして、霊柩車は一般弔問客に見守られながら、火葬場へと出発する。
この時、遺族、近親者、親しい友人は一緒に火葬場へと向かう。
 
4日目
火葬場
火 葬
 
火葬証明書を職員に渡す(葬儀社が代理でやっても可)。ご遺体を炉に納める前に、納めの儀を行う。お坊さんの読経が始まり、喪主から順にお焼香をする。納めの儀が終わったら、ご遺体は炉に納められる。
火葬の時間は1、2時間程度。その間、立ち会う方々は待合室でお茶を飲みながら待つ。
 
4日目
火葬場
収 骨
初七日の法要
精進落とし

 

火葬が終わる頃、館内放送を合図に炉の前に移動し、遺骨を骨壷に入れていく「収骨」を行う。遺骨を拾い上げる順は、まず歯を納め、その後、足から頭に向かって入れて、最後に喉仏を納める。
収骨が済んだら、多くの場合、初七日の法要をする。僧侶の読経と焼香が行われる。
その後、精進落とし(お清めの食事)で終わりとなる。

 

 
 

家族葬で省略できるとしたら、どこ?

Aさん一家の家族葬の流れをみてきましたが、大まかに紹介しただけなのに、段取りがたくさんです。
苦手な方は、見ただけでうんざりしてしまうかもしれません。
せっかく、葬儀をシンプルに行いたいと家族葬を選んでも、手順は一般葬とほとんど違い無い場合が多いのです。
 
もっと手順を省くことはできないのでしょうか?
実は、もっと省くことは可能です。
省略できる段取りを上げて行ってみましょう。
 

家庭葬を省略する方法

一日葬で日程を短くする

一般的な葬儀は、二日に渡って行われます。
そこを、一日にしてしまうというわけです。
一日葬にした場合は、通夜を行わないパターンが多いです。
家族立ち合いで納棺をした後、同じ日に、葬儀・告別式を行います。

自宅葬にする

多くの葬儀が斎場で行われますが、自宅葬にすると、
ご遺体と遺族の移動が最小限になります。

通夜ぶるまいや精進落としを行わない

一連の葬儀でとる食事は接待の意味が濃く、お酒も飲むので時間も長くなりがちです。
家族葬は家族の意向により、オリジナルに変更しやすいので、
食事を変更するのも可能です。
 
例としては、
・会としての食事はせず、食事は各自でとることにする
・お酒を出さない
・故人の好物をみんなで食べる
 
段取りを省略することにより、葬儀自体の負担は軽減さることになります。
 

家族葬を省略するデメリット

しかし、何においてもメリットがあればデメリットもあるものです。
省略することにより、親戚から文句を言われたり、省いたため参列できなかった方々が、後日連日のように弔問に訪れたりすることもあるので、
そこも念頭に、家族や葬儀社としっかり打ち合わせすることが大切です。
 

まとめ

「葬儀の仕事は段取りが全て」と葬儀社さんは言います。
プロにそう言わしめるということは、それほど「滞りなく」執り行われることが難しいと想像がつきますね。
 
私たち一般人としては、前もって流れを知っていると、いざという時落ち着いて行動もできますし、葬儀社やお坊さんとの打ち合わせ時に流されずに自分たち家族の理想の葬儀を企画することも可能なのです。