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御霊前と御仏前の違いって?通夜や葬儀で知っておきたい香典の選び方

通夜や葬儀に持参する香典の常識、知っていますか?

いざお香典を用意しようと買いに出て、さて困った!

御霊前、御仏前って何が違うの?

参列する葬儀で香典袋はどれを選べばよいのか・・・。迷いますよね。

こちらでは、正しいお香典の選び方についてお話しします。

通夜や葬儀のお香典は「御霊前」で良いの?

9割の葬儀が仏式の日本では、
一般的な通夜・葬儀では「御霊前」としてお供えすることが多いです。
 
「御仏前」は四十九日の法要が済んでからお供えする場合に使用しますので、葬儀の段階では御霊前を使用します。
 
しかし、キリスト教や同じ仏教でも宗派によっては御霊前を使わない場合があるので注意が必要です。
 

御霊前と御仏前の違い

まずは、御霊前と御仏前の違いを詳しく見てみましょう。

御霊前とは

葬儀の際、霊前へ金品を供えるときに使用するお香典です。
「御霊前」は仏教以外でもお香典の表書きとして使えます。
 
亡き人へ捧げるものとされていて、
亡くなって四十九日間、霊となってさまよっているという考え方により
四十九日の法要までは「御霊前」としてお供えします。
仏式では時期や宗派によって使用できない場合もあります。

御仏前とは

仏様となった故人に供えるものです。
一般的には、四十九日の法要まではまだ霊としてこの世に存在していると考えられていることから、四十九日までは「御仏前」は使いません。
 
葬儀に参列せず、四十九日の法要以降にお線香をあげに行く場合は「御仏前」と表書きに書いてお供えします。
 

浄土真宗では、葬儀から御仏前をお供えする

通夜や葬儀の時、一つ注意が必要な場合があります。
それは、浄土真宗の葬儀に参列するときです。
浄土真宗の場合は霊の存在を認めていないので、亡くなった日より「御仏前」を使い、「御霊前」は使いません。
 
その他にも、キリスト教のプロテスタントの場合もすぐに天に召されるということで、「御霊前」は使いません。
 

香典(不祝儀袋)の種類

香典には、よく目にする「御霊前」「御仏前」以外にもいくつかの種類があります。
 
実は、渡す時期や故人の宗教などで、お香典自体の意味することが変わってきます。
 
香典を入れる袋のことを不祝儀袋と言いますが、
この不祝儀袋の表書きが香典の種類によって変わってくるので、そこを気をつけないといけません。

仏式の場合〜御霊前と御仏前以外について〜

仏式の御霊前と御仏前の他にも実は色々な意味の表書きがあります。

御香典・御香料

お香の代わりにお金を供えるという意味合い。
お線香の代わりということで、喪主に差し上げるものとされていて、宗派問わず用いることができます。
 

御悔

死者を弔う意味で通夜などの霊前にお供えします。
 

御弔料

会社(団体)関連の葬儀で会社名などで弔慰金を包むときに使います。
 
個人で通夜や葬儀に参列した場合は「御霊前」もしくは「御香典」「御香料」の表書きのものを用意しましょう。
 

神式の場合

神式の不祝儀袋の表書きとしては、「御玉串料」「御榊料」「御神前」などがありますが、葬儀の際「御霊前」を使用しても良いとされています。
仏様ではないので「御仏前」はもちろん、「御香典」も香を供えないので使いません。
 

キリスト教の場合

キリスト教の不祝儀袋の表書きとしては、「御花料」が有名で市販されてもいます。
御花料はカソリックでもプロテスタントでも使用可能ですが、他の表書きは違いがあります。
 
【カソリックの場合】
花を供えないので「御ミサ料」と書くこともあります。
他には「御霊前」でも使えます。
 
【プロテスタントの場合】
「御花料」はもちろん「忌慰料」「献花料」も使用します。
 
キリスト教式で御霊前の香典袋を使うときは、蓮の花の模様が入ったものは使わない無地のものを選びましょう。
 
 

不祝儀袋の選び方のコツ

以外と種類が多い不祝儀袋ですが、たった2つのコツをおさえれば、
迷うことなく選ぶことができます。

コツ①  故人や喪家の宗教、仏教なら宗派に合わせた表書きを選ぶ

冒頭でも触れましたが、日本では9割の葬儀が仏式です。
なので、葬儀の通知には、
仏式以外の場合は葬儀の形式について明記されています。
明記されていない場合でも、キリスト教の場合会場が教会なのでわかります。
 
仏式で、宗派が不明の場合は、
浄土真宗である場合を考えて「御香典」にしておくか、
担当の葬儀屋に確認します。
 
神式やキリスト教の葬儀の場合の不祝儀袋の表書きで「御霊前」を選ぶときは、
蓮の花が印刷されていないものにします。
 

コツ②  包む金額に合わせて不祝儀袋の格をあげる

格を上げるといっても、イマイチわからないですよね。
具体的に説明しますと・・・
 
・5千円以下 水引が印刷されているもの
・1〜2万円 黒白の水引のもの
・3〜5万円 双銀の水引の袋(水引全体が銀色のもの)
・10万円以上 大きいサイズの大金封という不祝儀袋で水引も立派なもの
 
たったこの「2つのコツ」だけで、香典袋選びに迷いません。
ぜひ、覚えておいて頂いきたいです。
 
下の写真は「双銀の水引の袋」なので、3〜5万円向けの不祝儀袋のですね。

お香典を正しく選ぶことは心遣いです

突然やってくる訃報。
礼服やお香典など、慌ただしく用意することが多いものです。
 
慌てて、見当違いなお香典を用意してしまうと、
喪家に失礼になってしまいます。
渡してしまった後は、困ったことに取り消すこともできません。
 
弔う気持ちは同じですが、やはりマナーとして、
故人や喪家に失礼のないよう、
そして、葬儀において弔意を表す上でも
お香典の表書きは正しくしたいものですね。