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花いっぱいのお葬式をしたい!〜葬儀の花祭壇〜

葬儀社のパンフレットには様々な花祭壇が載っています。

とても美しいので「私のお葬式にはこんなお花の祭壇がいいわ」などと、

冗談交じりに話したりするご家族もいるのではないでしょうか。

でも、花祭壇って、かなり予算がかかるのでは? 普通の祭壇と何が違うの?

いろいろな疑問がわいてきます。

この項では、葬儀で使われる花祭壇についてお話しようと思います。

葬儀で使われる花祭壇とは

規模の大きな葬儀から少人数の家族葬まで、必ず設置される祭壇。
この祭壇を花で飾ったものを「花祭壇」と言います。造花のものもありますが、特に生花を使ったものは、生花祭壇と呼ばれます。
 
花祭壇は、15〜20年前、有名人や会社社長といった、一部の大規模な葬儀で使われはじめました。
しかし、近年では多くの一般葬でも使用されるようになり、「小さくても花祭壇でお見送りしたい」というニーズに合わせ、様々なスタイルの花祭壇が提案されるようになりました。
 
昔から日本では、白木祭壇が主流でしたが、今ではお葬式といえば花祭壇を思い浮かべるほど、一般的になっています。
 

花祭壇のメリットとデメリット

葬儀会場で設置される花祭壇、美しく豪華であるのはもちろん、他にもメリットがあります。
 

花祭壇のメリット

花の種類によって様々なデザインを施せるので、故人らしさを出せることが、最大メリットです。
どの宗教宗派の葬儀でも使用しやすいのも利点です。
 

花祭壇のデメリット

花祭壇唯一のデメリットと言って過言ではないのが費用です。
花の種類や大きさなどで値段は上下しますが、花祭壇にはどうしても費用がかかります。
他には、仕上がりが制作担当のセンスに左右されるので、綿密な打ち合わせが必須で、それが面倒だと思われる方も。
 
 

花祭壇の種類

花祭壇といえば、左右に大きく花の荘厳な列を想像する方が多いと思いますが、家族葬のような小さなお葬式でも素敵な花祭壇を作れます。
素材も、造花を使う場合と生花を使う場合があり、花祭壇はいくつかの種類に分けられます。
 

造花の花祭壇

造花というと、本物ではないということで葬儀で使用するのを敬遠しがちですが、良い点もあります。
最近の造花はアートフラワーとも呼ばれ、生花と見間違えるほどリアルにできています。
繰り返し使えてエコですし、安価で経済的なので、遺族が納得して使用する分には問題なく、花祭壇としておすすめです。
ただし、キリスト教式の葬儀では、造花は使えませんので、生花の花祭壇になります。
匂いが気にならない、菊などのアレルギーを参列者が持っている等の理由から選ばれる場合もあります。
 

生花の花祭壇 オリジナル花祭壇

祭壇全体をオリジナルデザインで形作る花祭壇。
専門のフラワーデザイナーがついて作成する葬儀社や、提携している花屋さんが作成する場合があります。
費用は50万円〜、見栄えは最高ですが、大きさや花の種類などによっては200万円以上かかることも・・・。
 

生花の花祭壇 小さな花祭壇

家族葬など会場が小さい葬儀でも花祭壇の用意が可能です。
予算は10万円〜
棺と写真の周りをフラワーアレンジメントで飾るシンプルなものから、本格的な花祭壇デザインを小さく作ってもらったりと、小さいけれど素敵な花祭壇があります。
 

白木祭壇との折衷祭壇

日本伝統の白木祭壇の荘厳さを生かしつつ、オリジナリティーを出したい方に人気の花祭壇です。
供花も一緒に供えて、一体感が出せたり、うまく供花を織り交ぜることによって費用も抑えられるのも魅力です。
このように一口に花祭壇といっても、様々なスタイルがあるのです。
 

花祭壇の相場

花祭壇で最も問題になるのが予算面です。
実際、理想的な花祭壇で見積もりを頼んだら、
「あまりの高額に目が飛び出すかと思った!」との感想もあるほど。
こちらでは、花祭壇の相場を紹介します。
 

白木祭壇の相場

まず、花祭壇の前に、参考までに、昔ながらの白木祭壇の費用をみてみます。
家族葬用のシンプルなもので10万円〜20万円。
立派な白木祭壇になると、100万円以上、中にはオーダーで200万円のものまで、かなりの幅があります。
1番一般的な相場としては、40万〜60万円です。
この白木祭壇に供花が並ぶと、まさに仏教式葬儀の祭壇!という仕上がりになります。
 
次に、花祭壇の相場をみてみましょう。
 

花祭壇の相場

葬儀もパックで値段設定がされていることがおおくなり、花祭壇もすでにパッケージにされていて、単独の値段はわかりにくいですが、もし単独でお願いする場合の相場を参考に上げていこうと思います。
 

家族葬・一般葬の生花祭壇の相場

大きくなればなるほど、花の数が多いほど値段が上がり、入手が難しいお花を使う場合などでさらに値段が上がってきます。
 
極めてシンプルに飾る場合】
10万円〜20万円程度。
デザインはシンプルなもので、高さは1、2段、幅は2〜3mほど。
 
 
【たくさんの花で華やかに飾る場合】
小規模:30万円〜50万円程度。
中〜大規模:50万円〜100万円以上。
 
生花で美しく形を作っていくものもあれば、故人の趣味や思い出などの品なども織り交ぜて作成も可能です。
このようによりオリジナリティーを出したもの、会場の左右いっぱいの大きなものなどは、特に高額になります。
 

造花の花祭壇の相場

造花を使用した花祭壇は、使いまわせるので、生花よりも比較的低予算ですみます。
5万円〜30万円程度。
花祭壇も白木祭壇同様、値段の幅がとても広いです。
花にも旬があるので、その季節に手に入りにくい花を選ぶと、より高額になってきます。
 

白木祭壇より花祭壇の方が安いことも

一般葬でよく使われる公営の斎場などでは祭壇が備え付けで、祭壇料が無料で済む場合もあります。
しかし、誰もが公営斎場を利用するとは限りません。
 
家族葬で備え付けの祭壇がない会場、自宅での葬儀などで白木祭壇を用意するとそれなりの費用がかかります。
 
多くの花祭壇は、シンプルな土台を利用して、生花で荘厳さ豪華さを演出していきますので、場合によっては白木祭壇よりも費用を抑えて、華やかさを出すことが可能です。
 
 

花祭壇で費用を抑えるには

花祭壇の費用の相場をみてきましたが、やはり、花祭壇は高価なものです。
故人の遺言やエンディングノートに「花いっぱいのお葬式にして」とあった場合、遺族としては「かなえてあげたい」と思うことでしょう。
 
ここでぶつかる壁が、予算です。
潤沢に葬儀費用があれば良いですが、誰もがそんなにお金が使えるとは限りません。
なんとか、費用を抑えつつ花祭壇で葬儀を行えないでしょうか・・・
ここまでで、費用を抑えるヒントがちらほら出てきましたので、
こちらでまとめてみます。
 

祭壇の費用を抑える方法① 造花を利用する

あえて造花を使用することで、費用を抑えられます。
 

祭壇の費用を抑える方法② 供花を上手に組み込んで制作

供花はいろんな方からお供えされますが、オーソドックスな葬儀用の花(菊、ゆり、蘭など)のスタンドで届きますので、それに合うような花祭壇をお願いすると組み込みやすいです。
 

祭壇の費用を抑える方法③ 供花として用意した予算を祭壇へ使う

喪主・家族一同・孫一同など、親族の供花は葬儀費用に入っている場合があります。その費用を供花ではなく、祭壇費に入れるようにもできます。
 
葬儀費用に自信がなくても、花祭壇を諦めずに、一度は葬儀社に相談してみましょう。
良い葬儀社さんなら、必ず、何か提案してくれるはずです。
 

1番大事なのは葬儀社との打ち合わせ

近年、白木祭壇に並ぶほどスタンダードになった「花祭壇」。
 
白木祭壇は、すでに何パターンか用意されているものから選びますが、
花祭壇はある程度プランはあれど、必ず、葬儀社との打ち合わせが必要です。
 
故人の希望が全てかなうのは、正直、難しいものです。
しかし、現実的にどこまでかなえられるかなど、葬儀社はノウハウがあるので、とても頼りになります。
 
打ち合わせ時には、言われるがママにならず、イメージを上手に伝えましょう。