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葬儀に関する豆知識

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互助会に入っていれば、葬儀費用は安心って本当?!

どこかで一度は聞いたことのある「互助会」というシステム。

葬儀の場合は、葬儀代を積み立てて葬儀の際にそれが使えるというものですが・・・

実は、「互助会って、よく知らない」という方も多いのでは?

ただ漠然と互助会に入っていれば、安心!と考えがちですが、油断は禁物です!

ここでは、互助会のメリットやデメリット、注意点などをご紹介します。

そもそも互助会とは?

葬儀をはじめとした様々な儀式には、美しい祭壇や、豪華な衣装などをはじめ、
とかく高額な費用がかかるものです。
そのな高額な儀式の出費に備えて、
毎月決まった掛け金を支払い、冠婚葬祭にかかる費用を積み立てておく。
そのために会員契約を結ぶ。
簡単に言ってしまえば、これが互助会の仕組みです。
 
それぞれの互助会各社で少しづつ内容は違いますが、
非会員がつけると高額なサービスも、会員なら格安でつけられるという特典があったりします。
 
多くの互助会では入会時、色々なコースが用意されていて、
月に数千円のコースもあり、安価なことから気軽に入会する方も多いです。
 
このように備えあれば憂いなしということで、良いことばかりな互助会システムのようですが・・・
 
実は、誤解も多く、盲点もあるのです。

互助会に対する誤解あれこれ

知っているようで、知らない「互助会」ですが、多くの人が誤解を持っています。

勘違いが多く発生!「葬儀全体の費用をまかなえるわけではない」

互助会を活用する上で、一番勘違いが起こりやすいのが、
「てっきり『積み立て金だけで葬儀は全てまかなえる』と思っていた」という誤解です。
 
互助会の積み立ては、あくまでも一定額を契約期間内に前払いした分として、
全体の葬儀代から引かれるものです。
「葬儀全体の費用の一部として使う」と考えておきましょう。
 
なので、入会時にどんなプランで積立金がどの程度使用できるのか、
積み立てのコースと運営会社で用意している葬儀プランのモデルケースを数字で見せてもらうべきです。

互助会は途中解約できる

「互助会は一度入会したら解約できない」または、「満期になるまでやめられない」
と、お思いの方も多いです。
 
互助会は、一定の手数料を払えば、解約できます。
もちろん掛け金も返ってきます。
 
「母がもう互助会に入っているから、そこで契約している葬儀社以外には頼めない・・・」
「退会したら、これまでの積み立てが意味なくなっちゃう!!」
 
ということはありません。
 
ただ、解約手数料がかかるので、入会時に必ず解約については確認しましょう。

互助会って公共団体じゃないの??

違います。
民間企業です。国や自治体が行う制度ではありません。
 
これは「互助会」という名前が紛らわしいかもしれませんが、
「みんな入らないといけないのかと思ってた!」など、意外と誤解が多いのです。
 
互助会の運営は、葬儀社やホテルや結婚式場を経営している会社が行っています。
 
民間企業ですので、場合によっては、倒産!なんてことも起こることもあるので、覚えておきましょう。

互助会のメリットとデメリット

何にでもメリットとデメリットがあるように、互助会にも便利なところと不便なところがあります。
 

これは頼りになる!互助会の葬儀でのメリット

葬儀においての互助会は、大きく分けて3つほどメリットがあります。

葬儀費用の割引が受けられる

互助会の最大のメリットは、葬儀費用の割引を受けられることです。
互助会を運営する会社やコースで異なりますが、
ものによっては、非会員より何十万円も安く葬儀を執り行う事がでます。

積み立てているという安心感

こちらも無計画な私には、とても重要なポイントです。
なかなか、自分で葬儀用に貯金するのは難しいものです。
月に2000円から始められる格安のコースなど、
無理なく続けられる金額設定のコースもあるので、こちらもメリットです。

様々な相談サービスが受けられる

個人的に最大のメリットと呼びたいのが、万が一の時の応対です。
多くの互助会では、万が一の時のために、365日、深夜、早朝でも、電話を受け付けています。
もちろん、必要であればすぐに専門スタッフを手配してくれます。
 
多くの遺族が、臨終に際してどこに連絡すれば良いかパニックになります。
そんなとき、非常に頼りになるのです。
 
他にも、事前相談、事前見積もりなど葬儀に関する質問にも丁寧に答えてくれ、
そこも嬉しいサービスです。
 

ちょっと待った!互助会の葬儀でのデメリット

まるで、魅力しかないようにも感じられる互助会ですが、
もちろんデメリットもあります。

会員になっている互助会が倒産する可能性もある

先ほどお話した通り、互助会も民間企業です。
当然、倒産する事があります。
 
例えば、銀行のような金融機関が破綻した場合、国が財産を保全してくれます。
 
互助会が倒産した場合は、どうかと言いますと、
法律上、「掛け金の1/2を保全しなければならない」となっています。
一瞬、「少しでも保障されててよかった」と思ってしまいますが、
逆を言えば、もし戻ってきたとしても、半分しか戻って来ないのです。

互助会に対する誤解によるトラブルが起こる

前の項で、触れたように、互助会は誤解が起きやすく、
いざ葬儀を執り行う時に「こんなはずではなかった」となる事例があります。
詳しくは、次の「互助会トラブル」でお話しします。

儲けのカラクリの餌食になるリスクも

互助会に入会する時に「会員価格で葬儀が3〜5割安くできます」と言われ、
一例として、「会員なら80万円の葬儀セットプランが50万円になる!」のような
チラシなどを見せられたら、すごくお得だと思いますよね。
 
しかし、もしかしたら、その葬儀セットプラン「元々50万円程度のプラン」を
80万円と偽って紹介している場合もあるのです。
悲しいですがそんな業者が存在するのも事実なのです。
 
現在はインターネットなどで、
葬儀の相場感もわかると思うので、プラン内容を具体的に聞いて、
調べてみると「おかしい」ことに気付けるかもしれません。

代表的な互助会トラブル

何においてもトラブルはつきものとは言いますが、互助会でもトラブルが起こります。

例1:請求書見てびっくり!葬儀全費用が、互助会で積み立てていた3倍もかかってしまった。

互助会は葬儀全費用の一部(多くは基本セットの費用)として使うというものです。
葬儀社のいう葬儀費用は最低限葬儀に必要な基本セットのみの見積もりとしている場合が多く、
様々な理由により変動する費用(ドライアイス代・食事代やお坊さんへのお布施など)は含まれません。
積み立てがあるし・・・と油断せず、必ず、すべての見積もりに目を通しましょう。

例2:故人が互助会に入っているのを知らず、他の葬儀社に依頼してしまった。

遺品整理していて、故人が「互助会」に入っていたことに気づくことがあります。
葬儀の後に故人が入会していた事がわかったら、すぐにその互助会に連絡し、
名義変更ができるか確認しましょう。
解約する場合は、返金されますが、相続財産にあたるので注意が必要です。

例3:満期で解約したのに解約金がかかるなんて!何か腑に落ちません。

互助会の積み立ては「貯金」とは違います。
満期になったとしても、契約したサービスを受けずに解約する場合は「解約手数料」を引かれることになります。
あくまでも、葬儀を依頼されることを見越した積み立てサービスということなのです。
解約手数料は、各互助会によって異なりますが掛金の10〜20%の場合が多いようです。

互助会も葬儀社も確かな目を持って選ぶ

互助会を上手に利用するには、まずは、互助会の意味をよく知る事が大切です。
 
互助会が誕生した戦後すぐは、まだ庶民は貧しく、
その後数十年は、互助会に入っていれば葬儀は安心という人が大勢いました。
 
しかし、現在では葬儀の情報もたくさんあり、自分なりに知識を得ることも可能な世の中です。
葬儀スタイルが多様化する中、互助会に入るかどうか、
どこの葬儀社を選ぶかは、確かな目を持って選ぶ時代になってきています。