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葬儀に関する豆知識

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臨終に備える〜大切な人をしっかりと看取るために〜

故人との永遠の別れである臨終。

大切な人との別れなど想像もしたくないし、

備える=準備をするなど、考えられない!という方も多いですよね。

しかし、備えてしっかり看取ることは、

遺族の心の癒す「いいお葬式」につながります。

こちらでは、臨終に際して、何を準備すれば良いかをお話しします。

臨終前に済ましておくこと

よく、生前に「遺言書を作る」「葬儀場を選んでおく」「遺影を撮影しておく」など行う方もいますが、
これらは本人が主体で行うことです。
 
臨終の際には、生前準備したこととは別に、いくつか準備が必要なことを周りの家族が心得ておくことが大切です。
ここではその中でも、最低限やっておくべき事や必要な物をあげてみたいと思います。
 

預金の引き出し

銀行口座は名義人が死亡すると、相続が完全に済むまで凍結されて簡単には引き出せなくなります。
病気で余命が宣告されている、または重症で入院中の時は、名義人に許可をもらって預金を引き出しておきましょう。
医療費や葬儀費用、一家の大黒柱の場合は生活費など、数百万は必要になってきます。

清潔な服を用意しておく

こちらは、寝間着や浴衣など、病院でも販売しています。
ただし、気に入っていた服を着せてあげたいなどの場合は、危篤の時点で入院先に持参しておきます。

ある程度まとまった現金

病院を出る時に、入院費の清算などで現金が必要になります。

互助会に入っている、すでに希望の葬儀屋が決まっているかどうか確認する

本人が互助会に入っているか、生前に葬儀屋を決めていたか確認する必要があります。
もし入っていたら、危篤の時点で連絡して相談しておくと良いでしょう。
臨終の後、病院側から葬儀屋さんが決まっているか必ず聞かれるので、
その時、決まっていないと勘違いして、焦って勝手に決めてしまうと
後で互助会で提携していない葬儀屋でせっかく積み立てたお金が使えないなどのトラブルなる恐れがあります。

キリスト教の場合

臨終に神父や牧師が立ち会いが大切とされています。所属している教会に、危篤の時点で連絡をしておきます。
 

一番肝心なのは、元気なうちの普段の会話

臨終後は、病院側が段取り良く、何をすべき教えてくれることが多いですが、
治療をしている最中の臨終前は病院側のアドバイスはほとんどありません。
 
実際は、臨終前に本人に色々なことを確認しなければなりません。
 
しかし、特にエンディングノートや遺言書をしたためていない場合、
入院中に、生命保険や葬儀の話を持ちかけるなど、躊躇してできないことも多いですよね。
 
そんな状態にならないよう、家族とは普段から連絡を取り、
身内が互助会に入っているか、保険はどんなものに入っているかなどの、
元気なうちの日常会話で聞いておくことがとても重要なのです。

つながりが深い方に危篤の連絡をする

大切な人がその一生を終える・・・それがすぐそこまで来ているとしたら、これほど辛い時間はありません。
もしかしたら、その絶望感と衝撃は、
他の親族や友人知人に「危篤を知らせる」などの気も回らないほどかもしれません。
しかし、あなた以外にも、亡くなる前に一目会いたい方もいることを忘れてはいけません。
 
絆の深い方に会わせてあげることが、
あなたがやってあげられる、最後の事なのかもしれません。

危篤を知らせる順番は?

医師から危篤状態であることを告げられたら、まず、最初に家族間に連絡します。
そのあと、順を追って、親族に連絡していきます。
親族でもあまり付き合いのない人、疎遠である親戚は、危篤の時点の連絡はしなくても良いでしょう。
次に、親しい友人や知人。
会社や学校でつながりが深い人は、最後に連絡します。
 
ただし、闘病中や妊娠中の相手への連絡は控えた方がよい場合もあります。
 
危篤の知らせは、基本的に早朝や深夜でも伝えても構わないとされていますが、
親族や友人などは深夜や早朝の連絡は避けて、時間を選んで連絡した方が良いかもしれません。

臨終後は、葬儀の手配をする

葬儀の手配について、様々な方法があります。
割と多いのが、病院で紹介されるパターンですが、最近では生前からしっかりと故人自ら葬儀屋や葬儀場も選んである場合も増えてきました。
通常葬儀屋さんは、24時間営業なので深夜でもすぐ担当者が駆けつけてくれます。
 

主な葬儀社の手配方法

病院で紹介してもらう

病院での臨終から間も無くすると、葬儀屋が決まっているか看護師さんに聞かれます。
決まっていない場合、看護師さんが葬儀屋のパンフレットなどを持ってきてくれ、その中から選べます。
決めたら、パンフレットをもとに、直接電話をかけます。

前もって決めていた葬儀屋さんに連絡

故人が先に決めていた、以前お願いしたことがある、ネットやチラシで見つけて相談したことがあるなど、
どんな葬儀屋さんか知っているので非常にスムーズでトラブルも少ない手配の方法です。
危篤の時から相談の電話をしておくと非常に安心です。

臨終の場でネットで探して連絡

最近ではスマートフォンの発達により、自分ですぐにネットで探して、遺体搬送に来てもらえることが可能です。
手軽ではありますが、どんな葬儀屋さんか分からないまま、頼むので、後になってのトラブルが心配な方法です。

いい葬儀屋さんとは?

とにかくまずは「よく聞いてくれる」葬儀屋さんは、いい葬儀屋さんのことが多いです。
あまりお金がないなど、正直に伝えてみましょう。
親身なって聞いてくれ、それなりの葬儀を提案してくれるのが「いい」葬儀屋です。
 
諸事情ですぐ葬儀社を選べない場合、病院からの自宅までの遺体搬送のみ頼むこともできます。
病院で紹介してもらった葬儀社に「遺体搬送だけ頼みたいです」とお願いしてみましょう。
その時、快く応対してくれる葬儀社は良い葬儀社の場合が多いです。
 

菩提寺がない場合は?

葬儀の手配時によくある問題が菩提寺がない場合です。
お寺さんとご縁があまりない場合、お坊さんを手配するのはどうすればよいのしょうか?
 
もちろん葬儀社に相談して、紹介してもらうことが可能です。
 
しかし、なるべくなら少しでも所縁があるお寺さんに読経をあげていただきたいですよね。
その場合、もともとの実家が引き継いできた宗派があることが多いので、
同じ宗派のお坊さんを紹介してもらい、読経と戒名をお願いしましょう。
 
ここで一つ気をつけたいのが、墓地を後からお寺に購入する場合です。
お葬式でつけていただいた戒名と、墓地の宗派が異なると、戒名をつけ直さないといけなくなる場合があります。
公営墓地や宗派問わない霊園は戒名はなんでも大丈夫なのですが、もしお寺のお墓を選ぶ可能性がある場合は注意が必要です。
 
どこかのお寺に新しくお墓を作る予定がある場合は、戒名はつけず、実名のままお葬式をあげる方法もあるので、葬儀屋さんに相談しましょう。

訃報をお知らせするのはどのタイミング?

遺体安置が済んで、葬儀屋さんも決め、葬儀の日取りや会場が決まった後が
ほうぼうに訃報を知らせるタイミングです。
 
故人の年賀状や携帯電話を参考に、電話、メール、ハガキ、ファックスなど、相手にあった送り方で訃報を知らせます。
一人で背負い込まず、家族や近しい友人にも手伝ってもらって、知らせましょう。
 
故人が社会的に高い地位であったり、非常に交友関係が広い場合、新聞などに死亡広告を出す場合もあります。
この場合、参列者がとても多くなる場合があるので、必ず、葬儀屋さんに相談しましょう。

様々な臨終

現在では病院で臨終を迎える方が9割ですが、病院以外で息をきとることもあります。
 

病院での臨終

臨終を迎えたら、まず、医師による死亡判断があり、処置が行われます。
その後、看護師さんが遺体の清拭と着替えをしてくれます。
 

キリスト教の場合

キリスト教の場合危篤に陥ったら神父や牧師を呼びます。
臨終に神父や牧師も立ち会い、儀式を行います。
 

病院以外で亡くなった場合

自宅で倒れた!など、亡くなっている可能性がある場合、医師による死亡判断がないとたとえ家族でも動かすことはできません。
亡くなっているか分からない場合、救急車、もしくは警察に連絡して指示を仰ぎましょう。
 
臨終のかたちも様々ですが、前もって臨終の際に起こることを知っていることで、
故人との最後の別れを心残りなく過ごすことができます。
 
臨終から通夜までの期間は、色々手配など忙しくはありますが、家族がご遺体と水入らずで過ごせる最後の期間でもあります。
葬儀が始まれば、次から次へと参列者が来たり、他にもたくさんやることがあるので、臨終から通夜までの期間を大切にしていただきたいと思います。